晩婚晩産家のお金事情

晩婚で晩産な我がBB家のお金事情を中心に

海外債券売却その後

※本記事は、どちらかというと妄想系(?)です。

 私自身はおおまじめですが、外れても責任は負えません。

 (この記事に限らず責任は負えませんけど)

 

以前、海外債券ETFを売却しました(こちら)。

 

一度売るとハードルが下がるらしく、その後立て続けに先進国債券、新興国債券の投信を売却しました(ついでに長らく塩漬けで熟成させていた三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)も半分売りましたが、これはまた別のお話)。

 

上述の記事にも書いたとおり、「海外債券不要」論への宗旨替えではなく、ここまで下がった金利が将来上昇するときの価格変動を避けたい思ったのが理由です。

 

売ったお金は米ドルMMFに移しました。

 

そこへコロナショックです。

数日の間に為替レートが10円ほども上下して、株価の騰落とはまた違ったスリルを味わいました。

 

といっても、すでに10%くらいの損失は全然気にならない精神状態になっていたので、「為替もけっこうダイナミックに変化するんだねえ」と感心した程度ですが...

 

さて私は以前から日本円にかなり不信感を持っておりまして(こちら)、今回のコロナショックが引き金になって円の暴落が起こるのではあるまいかと本気で心配しています。

 

世界各国でコロナショックへの対応として、数兆円あるいはそれ以上の予算が投じられようとしています。

 

現下の経済危機を乗り越えるために、他国と同様に日本も積極的な財政政策が必要なのは間違いないと思うのですが、赤字国債を財源に「全国民に10万円給付」なんて、大丈夫なものでしょうか。

円や国債の暴落の引き金になりはしないでしょうか。

 

一方で庶民の生活を救済し、経済を下支えするには10万円の給付でも不十分で、桁が一つ足りない気がします。

 

もし10万円ずつ配ったら10兆円、100万円ずつなら100兆円という、途方もないお金が必要です。

(いや、さすがに国家予算をそのまま配るという想定は無茶ですかね)

 

世間には「国債の発行可能額に上限はない」と威勢のよいことを言っている方もいらっしゃいますが、私にはまったく理解不能な理屈です。

そういうのは「錬金術」というんじゃないでしょうか。

 

大規模な財政出動が必要だけれど、その余力は残されていない。

日本経済は、どうにもこうにも進退窮まっているように思えてなりません。

 

そこで自衛策として考えられるのは、円建て資産をドルその他の海外資産、ゴールドなどに移すことです。

 

これはこれで怖いのですが、世の中に真の「無リスク資産」は存在しないものとあきらめて、少しずつ米ドルMMFを買い増しています。

 

考えてみれば、米国株を買っても米ドルMMFを買っても、為替リスクの影響はまったく同じです。

乱高下するVTIを買うよりは、まだしも低リスクと思うことにします。