晩婚晩産家の保険事情
保険については、すでに語りつくされている気もしますが、BB家の保険加入状況等を書きたいと思います。
保険の要不要は、
- 期待値には損をするので入らずに済めばそれに越したことはない
- しかし、自力で対処できない事態に対する保険は有用である
- したがって真に必要な保険を最小限かけるのがよい
に尽きます。
が、現実には上の基準からすると掛け過ぎになっている家庭も多いようですね。
その主要な原因は、
-
なんとなく「入っておくもの」と思わされて不要な入ってしまう
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義理人情で不要な保険に入ってしまう
- あれこれ心配した結果、不要な保険に入ってしまう
でしょう。
1番目は私が就職したころに生命保険、医療保険に入る理由の筆頭だった気がします。
実際私も、就職した年に保険屋さんに勧められるままに3,000万円の定期付終身+医療保障タイプの生命保険に入りました。
2番目「義理人情」。
お金に義理人情を絡めるのはよろしくないのですが、なかなか断れない人間関係もありますよね。
私の妻は、いとこが保険会社に勤めていて、という事情で入っているようです。
私は心配性なので、3番目の「心配しすぎ」に注意が必要なタイプです。
晩婚晩産家の保険
晩婚でも晩産でも、保険の原則はふつうの家庭と同じです。
ただし、これから必要な教育費が同年代の平均より多いことに注意が必要です。
教育資金が不十分な場合は、保険の備えを厚めにする必要があるでしょう。
あ、でも学資保険はやめたほうがよいと思います。
貯蓄としては魅力がないですし、万一の保障としては不十分です。
さてさて、それでは、私の保険加入状況です。
※妻の保険は詳しく把握してません。少なくとも定期付き終身+医療保障1件、個人年金1件には入っているようです。
医療保険
上に書いたように、以前は医療保障と生命保険がセットになった保険に入っていましたが、5年ほど前に見直しました。
その際、ふつうの医療費は預貯金でまかなえると判断し、先進医療(2,000万円)と臓器移植(1,000万円)に特化した「リンククロス コインズ」という月額500円の保険に入りました。
お守りみたいなものですが、「めったに起こらない大きな損害」に備えるという意味で、保険らしい保険だと思います。
生命保険
現在は勤め先のグループ保険で、死亡保障3,000万円のシンプルな保険に入っています。保険料は実質8万円くらいです。年度ごとに返ってくる割戻しの金額を把握していないため、正確な負担額は不明です。
なんにせよグループ保険(団体保険)は割安なので、お勤めの会社にその制度があるなら、大いに検討の価値があります。
住宅ローンの団信(死亡保障のみ)にも入っています。
BB家では住宅購入の際、ローン金額相当を家計から切り離して預金しました。
私に万一のことがあって団信で住宅ローンが完済されたら、この預金を家計に戻すことができます。
住宅ローン控除期間が過ぎたらローンを一括繰上げ返済の予定なので、住宅購入で激減した金融資産を補うための、一時的な保険と考えています。
BB家は共働きなので「万一の場合の最低限の保障」という観点でいうと、生命保険は不要かもしれません。
ですが、現在の収入を100とすると、私が死んでしまった場合には50になり、生活レベルの相当な切り下げを迫られます。
実質的な収入を99に減らすかわりに、死亡時の収入を70くらいに緩和するのがBB家における生命保険の役割だと考えています。
個人年金保険
低金利が続き、まったく魅力のなくなってしまった個人年金ですが、昔は定番商品でした。
私も約20年前から月額掛け金1万円の掛け金で続けています。予定利率は2.0%です。固定金利2.0%の30年積立て商品、しかもけっこうな手数料がかかる... 今なら買わないかなあ。
満期まであと10年弱と考えると、結果的には悪くない選択だったということになりそうですが(今後よほど急激に金利が上昇しない限り)。
以上、晩婚晩産とはあまり関係ありませんが、BB家の保険事情でした。
医療保険をやめるとき、家計改善の効果が大きいことは分かっていても、なかなか決断できませんでした。
やめたとたんに病気になりそうな気がするんですよね。