損益率のベスト3・ワースト3
個別株の投資の記事を読むと「テンバガー」(10倍に値上がりした株)なんて単語が出てきて、すごいなあと思います。
それに比べると、インデックス投信は好調なものも不調なものも、インデックスを構成するすべての銘柄を平均するのですから、短期間に数倍というような成果は見込めません。
というか、もしそんなに上がったらバブルの心配の方が大きくなっちゃいますね。
インデックス投信の積立てとなると、期間の値動きも均されるので、変動はさらにマイルドになります。
でも積立投資といえど、毎月の積立て分を個別に見れば、「大きく得している月」「かなり損している月」が、あるはずです。
証券会社のサイトに表示される投資信託等の各銘柄の購入単価は、平均で表示されるため気づきにくいですが。
そんなわけで、自分の保有銘柄の損益率ベスト3・ワースト3を調べてみました。
チャートを調べれば「2014年4月に買った投信が今、いくらになっているか」を簡単に計算できますが、それよりも生の損益率の方がリアリティがあって楽しそうです。
損益率ワースト3
まずワースト3から。
損益率ワースト3(2019年5月現在)
銘柄 | 損益率(%) | 投資年 |
三菱UFJフィナンシャルグループ | -43.48 | 2008 |
SMTグローバル債券インデックス | -5.93 | 2015 |
eMAXIS 新興国債券インデックス | -3.16 | 2015 |
ぶっちぎりのワースト1位は、私が唯一保有している個別株、MUFGです。10年以上経っても、マイナスに沈んだままです。
同時期に買ったTOPIX ETFは、購入直後にリーマンショックを経験しながらも、現在プラス70%ほどになっています。
この10年の間、いつMUFGを売ってTOPIX ETFに乗り換えても、きっと得になっていたはずです。
MUFGは自分への戒めとして終生保有しようか、それとも損益がプラスマイナス0になった瞬間に売却して祝杯をあげようか、と思いを巡らせております。
ワースト2、3位はいずれもNISA枠で買った債券インデックスです。
保有額から察するに、1~2か月しか積み立てずに別銘柄に乗り換えたようです。
よほど運の悪いタイミングで買ってしまったのでしょう。
比較的変動の少ない先進国債券でも、4年程度では、マイナスの場合もあるんですね。
損益率ベスト3
次にベスト3です。
損益率ベスト3(2019年5月現在)
銘柄 | 損益率(%) | 投資年 |
SPDR S&P500 ETF | 178.10 | 2012 |
上場インデックスファンド海外先進国株式 | 138.72 | 2012 |
MAXIS 海外株式 | 92.05 | 2012-13 |
こちらは、積立投資を始める前後に買ったETFが上位を占めます。
テンバガーとまではいきませんが、SPDR S&P500はつい先日プラス200%(3倍)まであと数ポイントに迫りました(その後は急降下中です)。
積立投資では実感しにくいですが、MAXIS海外株式と同時期に積み立てたインデックス投信も、同じように値上がりしているわけです。
そう考えると、このところの変調も、将来への種まきと思えるようになってきました。