晩婚晩産家のお金事情

晩婚で晩産な我がBB家のお金事情を中心に

リスク資産の家庭内分担の問題

株式や投資信託などに投資する際、リスク資産に対する夫婦の考え方のすり合わせが問題になります。

 

家計全体のアセットアロケーションを夫婦で話し合って決定し、それぞれの資産や収入に応じてリスク資産を分担して持つのが最も望ましい形の一つだと思います。

 

 なのですが、BB家の現状は、この理想形からはかけ離れたものになっています。

妻はリスク資産をまったく保有していません。

iDeCoも定期預金で運用しています。

 

実は、iDeCoを始めるとき妻から「どの商品を選べばいいの?」と尋ねられました。

私自身は「たわらノーロード先進国株式」を積み立てています。

「同じものを積み立てるのがいいと思う。ただし積立額より減ってしまう可能性もあるよ。どうする?」と確認したところ、答えは「減るのはいや」でした。

 

ここで投資の重要性を説いて、投信を選ぶように仕向けるべきだったかもしれませんが「それなら定期預金でいいんじゃないかな」と答えたのでした。

 

私がリスク資産担当、妻が無リスク資産担当という役割分担をしていると考えれば、家計全体の資産配分は、それなりに合理的なものになります。

それならリスク資産と付き合うしんどさを妻に強いることもないかなと思ったのでした。

ただ単に説明が面倒だったという説もありますが...

 

そんなこんなで私(夫)だけがリスク資産に投資しているBB家では現在、金融資産のうち3分の1強がリスク資産、3分の2弱が無リスク資産という配分になっています。

今後も妻には地道に貯蓄を続けてもらい、私の方は投信の比率を高めていって、最終的には家計全体で比率を1対1にしようと思います。

 

リスク資産担当はもっぱら夫ですが、

  • 家計資産が大幅に減る可能性があること
  • でもこのリスクが「ギャンブル」とは違うこと

は説明し、理解してもらっています。

 

運悪く子どもの大学進学期にリーマンショック級の暴落が襲ったとしても家庭内不和につながらないように、心とお金の準備を共有しておくことは必要だと思っています。

 

ところで iDeCoは、給与所得者であれば拠出額が少ないので、たとえ相場の大幅下落に見舞われても、運用初期であれば損失額はあまり膨らみません。

さらに手厚い控除があるため、税金まで考慮したトータルで元本割れする可能性は低いです。

そう考えると、若い世代の投資デビューの場にとても適しているではないかと思います。