本当に非常時だと認識を改めました
新型コロナウィルスの影響が、前回の記事時点よりさらに深刻になっています。
私は事態を甘く見ていたと思います。
今発生している暴落は、通常の株式市場の変調ではなく、リーマンショッククラスでもなく、1929年に始まったあの大恐慌クラスの事件かもしれません。
私は心配性なので、こんなとき、どんどん悪い方へ想像を膨らませがちなのですが、それを差し引いても最大限の警戒が必要な状況だと思います。
Cash is King
株式市場はいつか上昇に転じ、過去最高値を更新するでしょう。
だからいま下落に耐えて積み立てた投資信託が、将来の資産を大きく育ててくれる可能性は大いにあります。
ですが、それが5年後なのか10年後なのか、もっと先のいつなのかは分かりません。
市場では “Cash is King” で株式ばかりでなく債券も金も売られているそうです。庶民も非常時には同様に “Cash is King” です。
相場にかかわりなく、私たちは食べて住んで着て、生活していかなくてはなりません。
そして生活にはお金が必要です。
相場反転を夢見て過剰投資し、株価が上向く前に現金が底を突いたら目も当てられません。
私は今後収入の減少が避けられないでしょう。場合によっては失業するかもしれません。
もし職を失ったら、オーバー50の再就職は絶望的だと思います。
そうなったときにも、私は子どもたちを育て上げ、彼らに迷惑をかけずに老後を過ごせるでしょうか。
最悪まで想定して、いかにこの経済的大災害を乗り切るか考える必要があります。
お金の積上げ
まず必要なのは、キャッシュの積上げです。
平時に「生活防衛資金」を2年分と考えていたとすると、この非常時には3年、4年を目指すべきでしょう。
下落相場が続き、追加投資で勝負したくなったとしても、現金を減らしてまで投資するのは危険だと思います。
私はなんとか積立投資を続けたいと考えていますが、今は生活費の余剰分を、たとえば貯蓄7割、積立投資3割とか8割対2割とかで貯蓄を増やす時でしょう。
そして、大きな買い物はすべきではありません。
たとえば自動車、家の購入はストップします。
家に関しては、私はすでに買ってしまったので手遅れですが、もし今が計画段階だったらすっぱりあきらめることも必要だと考えます。
本契約前なら、手付金をふいにしてでも引き返すのが正しいくらいだと思いますが、私にその勇気はなかったでしょう。
すでに借りている住宅ローンの繰上げ返済はしません。
支払総額の節約より、守るべきは手元のキャッシュです。
仕事にしがみつく
仕事については、現在の職に最後までしがみつきます。
賃金がカットされても退職金の割増しが提示されても、希望退職には応じません。
やめずにがんばった場合、勤め先が倒産して退職金ゼロで放り出される可能性はあります。
でも再就職が見込めないなら、最後まで給料をもらう方が得になるケースが多いと思います。
それでも失職してしまったとき、どんな仕事でも厭わずやれるでしょうか。
ここで覚悟が試されることになるかもしれません。
とまあ、かなり悲観的になっている私ですが、杞憂に終わることを切に願っています。